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夢の中へ

行ってみたいと思いませんか~


気付いたら私は喫茶店に入っていた。
いつも見ているような、曖昧な記憶の店内である。


「いらっしゃいませー!」


レジにいた店員と思わしき女性が元気に接客していた。

どこかで見たことがあるような、それすらもデジャヴに感じる。


「アイスコーヒーを一つ」


季節のせいもあってか、暖房がよく効いていたため、私はアイスを頼んだ。

女性は頷き、口を開く。


「アイスコーヒーのサイズはスモール、ミディアム、"トール"サイズとございますが、いかがなさいますか?」


聞き慣れないサイズがあったので、私は思わずトールサイズを注文していた。

恐らく一番大きなものなのだろうと予想する。


「トールサイズですね、かしこまりました」


しかし、そこから先は私の予想とは大きく違っていた。


「トールサイズには更に、インプ風、カーサ風、ソードガーディアン風とございますが、どちらにされますか?」


目が点になりながらも、


「ソ、ソードガーディアン風で……」


と答えた。

同時に店内がざわつき始め、女性店員までもが困惑している。


そんなに恐ろしいのかと思いつつも、期待は半分。


「か、かしこまりました!ソードガーディアン風いただきましたぁ!」


すると女性店員は大きな声で、他のスタッフへとオーダーを通した。


(何なんだこの店は……)


と心の中で呟きつつ、品物の提供を待っていると、



ガチャッ


奥の扉が開いた。

何気なく人が出て来るのかと伺っていると、


ズン


地鳴りと共に、重装甲に身を包んだ"リアルソードガーディアン"が姿を現した。


「………おっ?(;^ω^)」


素っ頓狂な声をあげてそれを見つめると、"彼"は背に担いだ大きな槍を構え、


ズオッ!


勢いをつけ、私に投げ付けてきた。


ズドンッ!


それは私の頭部に刺さり、その場に倒れることとなる。



「お、お客様!ソードガーディアン風はスピアブーメランにご注意くださいと明記してあるはずです!」


倒れる私を罵倒するように、女性店員は声を荒げる。


(直撃だぜアレ……)


(いるんだよなぁ、何も知らずに注文するやつ)


店員のヒソヒソ話を聞きながらも、薄れ行く意識の中、私は店のロゴを発見した。


それを見て、全てを理解した。



そこには"ドトール火山"と、書いてあったのだから。
コメント

No title

だから普段からパリィしておきなさいとあれほど!

No title

空蝉でもいいよ!
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