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みなぎってきた

今回も小説、見たい人だけでよろしく。

今日のオススメRO動画!

ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm7660815

ビートマニアの「smooooch・∀・」って曲なんだけども、細かいところまですごい!
「全員、準備はいいか」


タイタンはダズとマツリの二人を前に、確認を取った。


「問題ないよ」


ダズは腰と背に装備した武器を確認する。

特に、背に装備した"クレセントサイダー"が前回と大きく違う点だろう。


タイタンはその大鎌を数秒見たが、何も言わなかった。


「矢筒に、お魚に……うん、問題ない!」


マツリは改めてアイテムを確認すると、元気良く返事をした。

タイタンはそれに視線を向けて頷く。


「大丈夫そうだな。しかし……」


用意に問題はない。

だが、ダズの足元で動く物体を見、タイタンは言葉をつまらせる。


「そのゼリーみたいなものは、なんだ…?」

「…………」


ダズは、紅からホムンクルスを預かった経緯を話した。

マツリはダズの足元にしゃがみ込み、興味深げにバニルミルトのホムンクルス"ゼラス・ゴート"を指でつつき始めた。

つつかれたゼラスは、プルプルと体を震わせてそれに答える。


「か…かわいいぃ……」


マツリの顔が緩んだ。

指だけではおさまらず、両手の平で包むように触り始める。

ダズは相変わらず気味悪がっていたが、マツリの撫でる様子を見ると自分も同じように触れたくなる感情が込み上げてくる。


(よ、よく見れば確かに……かわいい…かも)


そこまで考えたところで、首を左右に振って思考を一時中断。

すぐに話を本題に戻した。


「タイタン、トール火山まではどうやって行くの?歩いて行くにはかなり遠いと思うんだけれど…」


そのダズの言葉を、待ってましたと言わんばかりの笑みをタイタンは浮かべる。


「手は打っておいた。今回の移動は楽になるぞ。おーい、ザーロットさん!」


タイタンがある"人物"の名前を呼んだ。

すると建物の陰から、一人の聖職者が姿を現した。

法衣をしっかりと着こなし、腕には回復魔法を増強させる"治癒の杖"が握られている。

ザーロットと呼ばれた聖職者は、ダズとマツリの前まで歩み寄ると小さくお辞儀をした。


「大聖堂で神父をしているザーロットです。よろしくお願いします」


ダズとマツリも、ザーロットの丁寧な対応に驚き、姿勢を正して深く頭を下げる。


ダズは下を向きながら考えた。
タイタンが大聖堂に向かったのはこのためだったのではないか、と。

少々予想が外れたこと、勝手な想像をして膨れていた自分を思い出し、顔が赤くなるのを隠した。


「じゃあザーロットさん、ポータルを頼む」

「はい、わかりました」


ザーロットはタイタンに言われると、杖を目の前の地面に向け、魔法の詠唱を始めた。

数秒後、地面に小さな光が現れ、ゲートが開き始めた。


「これが…"ワープポータル"」


ダズは感嘆の声をあげる。

タイタンはすぐにダズとマツリを急かし始めた。


「ゲートが閉じちまうぞ、二人とも早く乗れ」


マツリが真っ先に入ろうとしたが、それより前にゼラスが先行した。


「あっ!ゼラス待って!」


追い掛けるようにマツリがポータルに入り、光を放って姿を消した。


「ザーロットさん、ありがとうございます」


ダズは軽く会釈すると、すぐに光の中に飛び込んだ。


タイタンはザーロットに再び顔を向けると、


「じゃあ"後は頼んだぜ"」

「はい、お任せください」


タイタンの意味深な言葉。ザーロットの返事。

不思議なやり取りがされ、タイタンが光の中に消えると、間もなくポータルは音もなく姿を消した。
















ワープポータルで移動した先は、地面に足を着いた瞬間その熱でわかるほどに、更に空気の温度は触れただけで毛穴から汗を出すほどに、付近が活火山であることが容易に想像できた。



「アッチチチ!」


マツリが足をバタバタと跳ねさせる。

隣にいるゼラスも、地面に体をつけないように、いつの間にかマツリの体をよじ登っていた。


「ここでこの熱さだ……内部はもっとやばいことになってるかもしれんな」


タイタンが額の汗を拭いながら、トール火山の方角を見る。

山頂からは黒い煙りを噴き上げており、中腹に大きな空洞の入口が見える。

どうやらそこから侵入できそうだ。


「あそこだな…二人共、遅れずについてこいよ」


言い終わらぬうちに、タイタンは駆け出している。

いつの間にか"速度増加"スキルがかけられていたようだ。


「さっきポータルに乗る直前に……」


ダズはザーロットのその手際に、つい口に出してしまうほど感動を受ける。

同時にタイタンの背を数秒見つめた後、口元に少し笑みを浮かべてそれを追った。


「あっ!ま、待ってよぉ!」


走りながらバランスを崩して落下させないためだろうか。
頭の上にゼラスを乗せたマツリが、慌てて二人の後を追って駆け出した。

どうやらゼラスもマツリのことが気に入ったらしい。
抵抗せずに頭の上におさまっている。



トール火山の内部には、不穏な空気が漂っていた。











大きく開いた火山の中腹の入口、そこから中に入ると想像以上の熱気が三人と一匹を包んだ。


「なんて熱さだよ、ここは……」


タイタンは周囲の壁に触れないように、しかしなるべく壁沿いを歩いていく。


だが、すぐにその歩みを止めることになる。


「…?どうしたのタイタン」


それを不思議に思ったダズに、タイタンは口に人差し指を当て、目線だけを前に向ける。

ダズとマツリはその視線の先に、光る何か、というよりは"燃えている何か"を見た。


「…な、なにあの鳥……」


マツリは壁に近づき、隠れるようにしながら弓を用意し、前方の"敵"を見た。

それはさながら火の鳥というような生き物。
火の粉を散らす大きな羽と、鋭いカギヅメのついた足を持っている、トール火山にのみ棲息する怪鳥"カーサ"だった。


「先手必勝だ、マツリの弓で動きを止めてくれ」

「わかった、まかせて!」


タイタンの言葉にマツリはしっかりと返事をし、カーサに向けて弓を構える。

相手はまだこちらに気付いていない。


シュパンッ!!


弓を大きく引き絞り、マツリは数本の矢を同時に放った。

狙いは、羽。



クアアアアァァァァッ!!


見事に羽に穴を開けたマツリの矢。
それと同時に、カーサは耳を突き刺すような鋭い鳴き声をあげた。

そして三人と一匹を視界にとらえる。


「来るぞ!」


タイタンも短剣"バゼラルド"を構えた。

カーサは羽を上下に振り、羽ばたこうとするものの、マツリに開けられた穴のせいで上手く飛ぶことができない。

だが、このカーサという鳥は厄介な種族である。
足を撃たれれば羽ばたけばいい、羽を撃たれれば……


走ればいい。


カーサは先頭に立っていたダズに向かい、その大きなクチバシを前にして突進してきたのだ。


ガイィンッ!!


ダズは咄嗟に両手剣でこれを受け止めた。
硬く、大きなクチバシと剣がぶつかり合う。

数メートル後ろに押されたが、なんとかその動きを食い止める。


カーサがそれを押し切らんと、ギリギリと力を込めた瞬間、


「悪いな」


カーサの頭上に、短剣を構えたタイタンが姿を現した。


「ここで止まるわけにはいかねえんだ」


カーサがクチバシを前に突き出したことでスキを晒した"首"。

タイタンはそれを短剣で一閃。
華麗に着地する。


ダズを押していたクチバシに力がなくなり、カーサの首はズルリと音を立て崩れ、胴体と分断され絶命した。


「これぐらいだったら、なんとかなりそうだね」


火の粉を舞い上げ、姿を消し始めたカーサを横目にダズは余裕を見せる。

タイタンも頷いた。


「こいつぐらいなら問題はないが、他にどんなやつがいるかわからん……警戒を…!?」


怠るな、とタイタンは言うつもりだったのだろう。

それは、視界にダズとマツリの二人を確認できたのなら、最後まで言い終えることができた言葉だろう。

同時にダズも異変に気付いた。

カーサを不意打ちで容易に倒せたこと。
それに何も疑問を持たなかったこと。




マツリが"いない"




ボトッ!


空中から何かが落下してきた。
鈍い音を放つそれは、マツリが頭に乗せていたはずの"ゼラス"。


この時点でタイタンとダズは気付き、即座に頭上を見た。




「おじさん!お姉ちゃん!!」


空中にマツリの姿があった。

だがそれよりも、


「な…なんだあれは!?」


頭上の視界を埋め尽くさんほどの大きさにタイタンは驚愕した。

先程の倍はあろうかというほどのそれは、"カーサ"だった。


マツリを片方の足の爪で挟み、今まさに連れ去ろうとしていたのだ。


「マツリイイィーーーッ!!」


次の瞬間、ダズは駆け出していた。
カーサが飛び去ろうとする方向へと。

二人は武器を構え、すぐにカーサの撃墜をはかる。

次に一歩遅れて駆け出したタイタンだが、


「っ!避けろダズッ!!」


ダズは頭上のマツリとカーサに気を取られている。

タイタンだけが、ダズの横から迫る"物体"を捉え、叫んだ。


「!!?」


ズガアァンッ!!


ダズは間一髪でその"物体"を避けた。

それは大きく、長い、とても人間が持てるような代物ではない、"槍"。

同時に、目の前に人間の数倍はあろうかという鋼の"甲冑"が姿を現した。


タイタンがそれを見、更に驚きに、今度は恐怖に顔を歪める。


「ガ…ガーディアンだと…?」


現れたのはトール火山の守護神、"ソードガーディアン"だった。

マツリを連れたカーサは、既にガーディアンの後方へと姿を消している。


「まずい…ダズ!一旦ここは退いて……っ!?」


タイタンの選択は間違いではなかった。
ガーディアンは本来人間などが正面から戦って勝てる相手ではない。



だが、ダズは違った。
彼女の姿が、徐々にオーラを纏い始めていたのだ。


"殺気"を感じ取ったタイタンは、言葉を詰まらせる。


「…そこを……」


ダズの口が小さく開く。
体を包むオーラは更に増していた。


「どけええええぇぇーーーっ!!」


ゴゴゴゴゴゴッ!!


壁が、地面が、大きく揺れた。

ダズが発動したスキルは"バーサーク"。
狂気と引き換えに、強靭な力を得ることのできるものである。


「ウアアアアアァァァァッッ!!」


ダズはガーディアンに向けて飛び掛かる。


ドガァッ!!


手にした剣で相手の懐に潜り込み、突進しながら斬り付けた。


その威力に、数歩後方に流されたガーディアンだが、さほど怯む様子もなく右手に持つ巨大な剣をダズな振り下ろした。


ガキイィンッ!!


空中で隙を曝したダズは、なんとかそれを剣で受け止めたものの、反動で吹き飛ばされ、地面にたたき付けられた。


「クソッ!っ!?」


顔を上げ、次の攻撃を仕掛けようとしたダズだが、ガーディアンはその時間さえも与えなかった。

どこからともなく取り出した"槍"を大きく振りかぶり、物凄いスピードで投げる。


狙いはもちろん、無防備な状態のダズ。


「ダアアァズッ!!」


ドンッ!


叫ぶと同時に、タイタンはダズを突き飛ばした。
その時点でダズは、槍の危険から回避された。


彼女を庇い、地面に転がるタイタン。


「タ、タイ……」


その、ほんの数秒の時間が、まるで永遠のように感じた。
後悔するような暇も与えない時間。

視界に映るものが、動きを鈍らせる感覚。


「タ……ン……」


非情にも、槍はタイタンの体を破壊せんと迫る。

とても人間が耐えられるようなものではない。
その攻撃を受ければ、小さな人の体、命など、簡単に奪ってしまうだろう。



タイタンは、ダズを見て"笑った"。














「スピアブーメラン」


ドガァッ!!



物と物がぶつかり合う音。

空中に、先程こちらに向かってきていたはずの"槍"の残骸が散らばった。



「……やっときたか、遅えぞ」

タイタンは安堵と共に、ホッと一息をついた。

ダズは自分達の遥か後方を見た。
声がし、何かが飛んできた方向を確認する。


「せっかく助けたのに、つれないなぁ」


"スピアブーメラン"を放ち、ガーディアンの槍をたたき落としたと思われる人物。
ロードナイトのタルタルがゆったりした声を口にした。


「情けないけど、かっこよかったぞ!マスター」


横にしたジプシーのミカンが、さも嬉しそうに歓喜する。




その"三人"の、一番前にいた女性。
チャンピオンのシャオユウが一歩前に出る。


ジャリッ


地面にこすりつけるように足を出し、拳を組み合わせバキバキと音を鳴らし始めた。

そして、ゆっくりと口を開く。



「さぁ、第二ラウンドだ」
コメント

No title

俺はS/A/I/Dが99なんですね、わかります。

ROじゃないけど、
「smooooch・∀・」動画は↓しか見たことなかった。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm6468730

No title

なにこれクオリティ高すぎ!!

No title

しょーゆの人がカッコよくなってる!

しょうゆん=カッコイイお姉さん
たるちん=ほんわかお姉さん
みかんたそ=お色気お姉さん
ありるん=クールビズ(違
タイタン=イケメンおじさん
まっちん=ピチピチギャル
とーりん=セクシーギャル
うち=ヤンデレ
ざーろさん=好青年

こんなイメージでよろしく
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